遙日記
ばくち打ちの勝敗は・・
2022.09.10
意外と思われるかもしれないが、あまり自分に自信がない。
だから今回選んだ宿も、実は自信がない。
だとすれば、自分が選んだ”かもしれない”宿を順番に見て回り、確認しようと思った。
まずは外見からくる佇まい。玄関から漂う商売っ気。肝心のラジウム温泉がいかがなものか、日帰り温泉で試してみる。
ネット一位の宿も、冊子で一ページ目に出てた宿も、見る。
最後まで迷った宿は、そこの風呂に入ることにした。
高齢の姉は私に付き合い、風呂に入る。
そこはまるで、アミューズメントパークかというような豪華で派手な風呂だった。
私は、だ。
・・・ここにしなくてよかった・・・だ。
姉は・・・
「私、こんなとこ、好き」
そう。わかってる。主婦はウキウキする宿が好きだ。
がっ、私は違う。
本気のところが好きだ。
本気でラジウムと取り組む宿。
私が選んだ宿は、足の踏み場もない岩窟でラジウムが底から湧き出るワイルドな源泉だ。
深い岩に立つと、胸までお湯があるとんでもない湯量だ。
結論から言おう。
今回の宿は、当たり!だ。
明治44年生まれの創業者が作った宿。
ネットでも雑誌でもなく温泉協会のオバサンが一番正しい。