先生からメールがたくさんくる。

「歩けるか？」「食料もっていこうか」

「いやならドア前に置いておく」

「ピンポンダッシュでいなくなってあげる」

「コンビニも行けないやろ」・・・

本当にありがたい。

でも、だから「深刻に痛めた」と思い、そーっと帰ったのに。

自分のクラスで怪我人が出て平気な先生などいない。

なぜ気づいてやれなかったか。

なぜ声かけてやれなかったか。

なぜ一人で帰してしまったか。

いろいろ責任を感じさせてしまっただろうなぁ。

昨日から今日までながく心配をかけてしまった。

でも私は大丈夫なのだ。

痛みには、死を願う痛みと、気絶しそうな痛みと、顔面蒼白脂汗の痛みと、バッファリンで治る痛みがある。

今回は、顔面蒼白系だ。たいしたことない。歩けないだけだ。不便なだけ。

先生に返事する。

「先生、私は強いですから」

まじだ。