家の近所で工事をやってる。一日の中で静かなのは彼らの昼休憩の１２時から１時までの間、一時間、だ。

もう半年以上、トントンガンガンを聞いて生きてきた。

静かな朝を迎えたい、静かな朝を迎えたい、と、呪文のように生きてきた。

今朝、静かだった。

・・・お。静かな朝だ・・・。

不安になった。

・・・なぜ、こんなに静寂なんだ・・・

静かなのは、１２時から１時までの間、一時間だけだ。

真っ暗な寝室に明かりをつけて時計を見る。

・・・１時だ。

・・・午後まで寝てしまった。

静かな朝は、午後にあった。

なんてこった。

静かに生活したいと願えば、午後に起きて、家を出て、夜に帰宅し、朝まで起きていればいい。

そういう人生になった。

日程表を見る。

・・・朝９時にラジオ・・・。

・・・無理だ・・・