遙日記
楽しさは共通のものじゃない
2021.01.27
夕方のトレーニングジムは混む、とは聞いていた。
実際、夕方に行ったら、そこはまるで、
・・・男風呂だった。
大勢のマッチョな男性たちが湯気が出そうにワッセワッセと鍛えてる。
女性は私ひとりだ。
そもそもプロレスラーたちが通うジムだ。
私が異質なのだ。
30キロを持ち上げる男性の横で、私は5キロだ。
トレーナーが言う。
「この前、4キロやったのに、すごいやないか。5キロになれば、楽しいやろ」
「それが・・・」
イマイチわからないのだ。何が楽しいのか。4キロが5キロになれば、重い、しんどい。これを彼らは楽しい、という。
これが10キロになれば、もっと重くしんどい。でも楽しい、はず、だ。
じゃあ、横で30キロ持ち上げる男性は、もっともっと楽しいはずだ。でもあんなに苦しい顔をしている。
帰りにサウナに寄る。
・・・これを・・楽しいというんちゃうん・・・どーなん?