遙 洋子 Yoko Haruka

遙日記

怒鳴りすぎたらどうなるか

2022.11.17

なんしか、朝が苦手だ。

死にそうになる。

なのに、法事は朝だ。

実家で車をぶつける。

兄たちの「あーーーーあ」という嘆き声。

私のカーナビは相変わらずバカだから、法事後の食事の場所にたどりつけない。

甥の車に声かける。

「こっちの車のナビがダメだから、ついてくから」

「わかった」

と言ったまんま・・・消えた。

家族全員に怒鳴り散らす電話をする。

旅行会社の兄が、道で立って、私の車を探す。

「今どこや」

「今どこかも、どこに向かってるかもわからない」

それが私のナビだ。

後部座席には90歳前後の高齢者たちを乗せている私。

「見つけたぞ。お前の車!」と旅行社。さすがだ。

兄は車と走りながら、自ら案内する。すごいぞ旅行社!

 

料理屋ですでに着席する甥たちを、怒鳴る。

だが私は知ってる。

奴らは舐めてる。私を、じゃない。大人全員を、だ。

今日はもう、声が出ない。

切れそうに喉が痛む。

 

それほどに、怒鳴ったっちゅーことだ。

 

share

Tweet

  • 猫様のお言葉
  • 日経ビジネス電子版