遙 洋子 Yoko Haruka

遙日記

高級肉の相性

2022.05.12

「お姉ちゃん。肉買ったよ、それが・・・」

姉に言わずにはいられない。

「それが・・・ステーキ。百貨店で1700円って書いてあった」

「グラム?」

「知らないよ。そんなこと。隣のステーキは2500円だった。だから安いほう買ったんだ。そしたら・・・」

衝撃が忘れられない。

「そしたら・・・支払いの時、3500円って言われた!!!!」

「グラムよね」

「だから、知らないって。1700円でも贅沢だけど、ヘレは高いからロースにしたのに、なのに、3500円」

「いい肉食べなさい」

「噛んだら全部一緒。もったいなくて3日間食べずに眺めた」

「とっとと食べなさい。」

「お姉ちゃん。子供の頃、ほぼ毎日ステーキやったやん。あれ、こんな値段したん?」

「昔は安い肉買ってたんや」

「こんな高かったん?鳥胸肉150円やで。同じ肉やでっ」

 

買ったばかりのフライパンで、3500円の肉焼いた。

店員さんの「必ず中火以下で使用すること」を守った。

そしたら・・・

焦げ目のない、気持ち悪い、中まで火が通った肉になった。

IHと、フッ素加工と、高級肉は、とっても相性が悪い!!

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