遙日記
人は私をばかにするけれど
2021.10.11
実家に行くと、30年ぶりくらいの知人が来てた。
姉の友人だ。
私を見るなり「わっかーーーーっ」と言った。
若い、ということだ。年のわりに、ということだ。
姉が「そーやねん。若いねん」とため息まじりに言う。
「まるで中学生みたいやねん、いや、幼稚園児かと思うときがあるねん。今は韓流にはまってはるねん」
姉は首を振りながら嘆いた。
実家に持っていこうと、天満市場で松茸を見た。
中国産の2500円は全部売り切れで、3000円は残ってる。
アメリカ産があったからそれにした。いろんな店見て、松茸がどういう状態だと値が高いかを知った。
「形が残ってるほど高いねんでっ。傘が開いてたり、裂けてたりすると安いねんでっ」
「そんなこと、今知ったん?自炊料理はしてるの?」と知人。
「してるよっ」
「この子、料理のセンスはないねん」と姉。
天満市場で、韓国食品店で、真っ赤な唐辛子袋を売ってた。
最近見てる韓国番組の料理番組で、よく登場する。
おじさんに「この唐辛子、どうやって使うの?」と聞いた。
「キムチ漬ける時や、鍋の時や料理の時に使うんや」
しばらく考えた。
「これは・・・素人には手が出んわ。またにするわ」
おじさんは爆笑し、「ねえちゃん、またおいでや」と言った。
きっと上手になる。
今日は包丁を研いだ。
やる気だけは、満々だ。