遙日記
幸せは常に他人にある
2021.07.31
ABCクッキングをガラス越しに見た。
女性たちがエプロンつけてパウンドケーキ焼いている。
女性たちを見た。
彼女たちは、将来の幸福を信じてる。
将来、お料理やお菓子を作る自分が喜ばれる関係。
結婚か恋人か家族か、誰かのために作り、誰かを喜ばせたい。
未来の幸福を信じてる女性だから、ケーキを焼こうと思える。
もし一人なら、パウンドケーキのほとんどは冷凍庫行きだ。
たった一切れ食べるために焼こうとは思わない。
パウンドケーキを分け与える人間が彼女たちの脳裏にある。
そこに、笑顔が予測できる。
・・・私とは人種が違う・・・
私は、結婚や恋人や家族の笑顔に囲まれる未来はない。
誰かのための料理、もない。
お料理教室に行こうか迷ったが、そこは幸せを信じてる人が行くところだった。
過剰jなエステティシャンにマッサージ受ける。
「まああ、私の手と比べると小さい手。私はグローブみたい」
相変わらず羨ましがってくれる。
幸せは、常に他人にある。
エステティシャンにとっては私に。
私にとっては、お料理教室の女性たちに。