遙日記
幸せはどこにあるか
2021.06.04
久しぶりに過剰なエステティシャンのお世話になる。
やはり腕は健在だ。
そして、腕だけじゃない。
「美しい肌。美しい目。かわいい手」と褒めてくれる。
・・・過剰さも健在だ・・・
「この年になってもね、この肌や目を羨ましいなぁ、もし自分がこうならどうだっただろう、って思うのよ」と言う。
だから返事した。
「この肌と目を持ったらね・・・」
「持ったら・・・?」
「ほら、孤独よ」
「・・・・」
ははは。それが現実だ。そんなもんだ。
幸せは、身体の部品にない。
腕利きのエステティシャンが、指と言葉で過剰にツボを押してくれる。
押してもらったツボの数だけ、幸せがある。