遙 洋子 Yoko Haruka

遙日記

感動のフツーの料理

2021.04.29

土砂降りの雨の中、商店街のレストランに向かった。

フツーなら通り過ぎるフツーのハンバーグとエビフライの店。

どの店も今は8時で閉まるから、駆け込み客で満席だ。

フツーでいいんだ。フツーでいいんだ、と、自分を励まして料理を待った。

料理がきた。

・・・・美味い・・・!!

なぜだ・・・フツーなのに、なんでこんなに美味いんだ・・・

エビフライも特別太いわけでも頭がついてるわけでもないのに。

それは・・・揚げたてだからだ。

フツーのご飯が・・・美味い!

それは・・・熱々だからだ。

なんてこった。フツーが美味い理由は、できたて、にある。

揚げたて、炊き立て、焼き立て、切りたて・・・。

そうか。だから厨房でコックさんが「今、エビフライ入れましたっ」とか叫んでいたわけだ。

料理が全部、できたてで出せるように、皆で声かける。

感動した。

寿司屋でも、ステーキ屋でも、焼肉屋でも得られなかった感動を、洋食屋さんで得られた。

1000円ほどの定食なのに、ずっと感動が続いた。

 

・・・で、あらためて思うことだが・・・

一人前じゃ、足らない・・・。なんで、あんな量なんだ。

よし。明日も行く。

 

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