遙日記
百貨店というのはいったい・・・
2020.11.11
鴨肉を買いに百貨店の地下食料品売り場に行った。
通路をまっすぐ行くと、そこに鶏肉屋さんがあるんだ。よーく知ってる。
売り場に入ってすぐ、焼き立ての餃子屋さんがあった。
・・・上手に焼けてるじゃないか。焦げすぎず、ふやけすぎず・・・
だめだ、だめだ。鴨肉を買いにきたんだ。
私の好物のエビの天ぷらが並んでいた。
・・・上手に揚げているじゃないか。軽くサクサクして中にプリンとエビがあるのが見てとれる・・・
だめだ。今夜は鴨とワイルドクレソンと決めているというのに。
私のこれまた好きな子持ちシシャモの天ぷらだっ。
・・・ちょうどいいサイズに揚がっているじゃないか。一口でシシャモのほろ苦さと卵の食感が口に広がるぞ・・・
だめだだめだ! 鴨だってば。
ウナギの蒲焼が並んでいる。
・・・すぐ食べられるサイズじゃないか。あとはオーブンで焼くだけで甘みとジューシーさが口に広がるぞ・・・
いったいなにを言ってるんだ。ここでウナギ買ったらすべてのメニューが狂うぞ。
帰宅後、百貨店の包装紙を開き、
・・・ウナギをオーブンに入れた・・・
私は意志が弱い。