遙日記
オトナリーナっていうんだって
2022.06.29
大人になってからのバレエをオトナリーナというんだって。
ネットで知った。
立ち姿を見ただけで、どの程度かがわかる。
レオタードが似合う身体ではないからだ。
ヒップライン隠しでスカートはいたりニットパンツはいたり。
本気ならレオタード一枚だ。これを、レオイチ、という。
肉体のラインをむき出しにするのが基本。
このレオイチが似合うかどうかで、バレエ歴がわかる。
オトナリーナの難しさは、身体がかたいということ。
経験するとわかるが、無茶しないと柔らかくならない。
この、無茶、だが、やっていい日とダメな日がある。
これもバレエでよく言われることだが、「今日はいける」という身体のゴーサインがある。
その日に無茶するのだ。
無茶して、「おお、ここまでいける」と知れば、脳がそれを覚えてくれる。
で、次回から脳の記憶どおりに関節が曲がってくれる。
私は、今日がその「いける」日だった。
お・・・今日はいける・・・
半年ぶりくらいに後ろ手で足を持つ。
毎日柔軟なんてしなくていい。意味ない。
今日はいける、を、聞き逃さないことだ。
オトナリーナさん。