遙日記
どうしても超えられない壁ふたつ
2021.10.29
ジムにも、私にも、変化がおきる。
受付でプロティンドリンクを注文しようとした時だ。
遠くからトレーナーが受付に叫ぶ。
「プレーンにしてやって!」
・・・私が注文できないと思ってるんだ・・・
だから言ってやった。
「むちょうてー・・・、むちょうて?」
「無調整豆乳ですね?」
「むちょうて・・と?」
「むちょう・・せ、です」
家では言えるし車でも言えるのに、受付だと発音できなくなる。
振り返ると私の苦手なおやじが立ってるじゃないか。
プロテイン持ったまま背を向け、手で十字架を切る。
心は「くわばらくわばら」と言ってる。
「このおやじ嫌い」と思ったら、どうしても目前に登場する。
昨日なんか、タクシーで信号待ちしてたら、その信号をこのおやじ通ったもんね。
ジムでも街でも出会ってしまう。
プロテイン飲む間、トレーナーが横に来てくれる。
「十字架はないでしょ」という。
・・・見てたんだ・・・