遙 洋子 Yoko Haruka

遙日記

地味からの卒業

2021.02.23

バレエ用レオタードを買いにいく。

気が付くと、20年間、同じレオタードを着ている。

丈夫な生地だけに、うっかりすると40年くらい持つ。

 

「わあ、これきれいな」というレオタードを見て、気づいた。

なんで、今まで地味なのを着ていたのだろう・・・。

ジュニアと同じというか、多くが一切の遊びのないシンプルなものだ。

洗いやすい、乾きやすい、邪魔な装飾が一切ない。それを20年着てきた。

・・・もういいだろう・・・。

装飾だらけの、背中が顕わになった、レースだらけのを買ってやった。

・・・なんで、一切遊ばなかったか・・・。

それは、自分が下手くそだと知っているからだ。

華美なレオタードは留学帰りや、上級者だった。

プロになるとこれが、独自のものになる。

私は20年間、ずーーーっと、下手くそ素人の着るレオタードだったことに気づいたのだ。

 

派手にしてやる。

そう決めて、何着も買った。

人生、うっかりしてたら、地味なまんまだった。

あーーーあぶね。

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