遙 洋子 Yoko Haruka

遙日記

視力検査の地獄

2021.02.17

眼科で「穴が開いてる方向は?」と言われて視力検査を受ける。

「上、右、右、左、下」

と言っているうちに、体調が悪くなった。

ストレスで発狂しそうなのだ。

なぜ、言葉が、こうもつまらないのだろう。

右。左。上。下。それを繰り返す。

退屈だ。拷問みたいに退屈だ。

幼稚園時代がフラッシュバックした。

右隣に並ぶ人の視力検査表を言った。

「下」

「あなたは、あなたの視力検査だけ答えてねー」と注意された。

「上」

今度は、左側に並ぶ人の表を見て、棒でさされた穴を言った。

私は自分のと、両隣の穴を常に言い続けた。

それでも、言葉は、上、下、右、左、しかない。

 

もっと楽しくならんのか?

「穴を答えろ」じゃなく「どんな動物が見える?」とか、「どんなウンコの形?」とか。

うさぎ! 馬! 犬! カバ!

とぐろ! 一本! 下痢! 

そう、答えたい。。。

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