遙日記
優秀さは感動だ
2024.05.16
日帰り温泉にいく。
風呂に入りすぎて失神しそうになった。
ヤベ・・・と、気絶する前に慌てて脱衣所のベンチに腰掛けた。
友達が心配しないよう、ごまかした。
直後、友達の声が聞こえた。
「フロントですか。体調を崩した人がいて、冷たい水を!」
声を遠くに聞きながら、「なんでバレたかな」とか考えてた。
直後、友達はバスタオルをベンチで横になる私にかけ、自分は慌てて着替えてポカリスエットを買いに行った。
水をもらって意識が戻っても、友達は扇風機を私に向け、タオルを水で絞り頭に乗せ、足を高く上げようとした。
「もう大丈夫やって!!」
その後もしばらくは「大丈夫か」と私の周りを離れない。
これが・・・宝塚歌劇団を主席で卒業し、その後トップスターになった人の行動だ。
ああ、だから主席なんだ、と・・・。
瞬時の判断、たて続けの行動、迷いのなさ。俊敏さ。
これほど優秀なのだ。
「なんで私が倒れたと分かったん?」
「手が震えてた」
たったこれだけで、ここまで動ける人がいる。脱帽。