車に乗るなり自由になった。

乗換や、乗客に聞くとかのストレスなく移動できる。

道を間違えても、電車の乗り間違えほど致命的じゃない。

そうだった。

昔もそう実感して車派になったのだったと思い出した。

ニューヨークで一人旅の時、英語で出発待ちの乗客に聞いた。

「これ、ボストン行くんですよね？」

するとそこで待機してる乗客の、ほぼ全員が、

「イエス！」と答えてくれ、ある女性は「安心して」と励ましてくれた。

・・・全員が答えてくれた・・・

それがどうだ・・・

日本の大阪の下町の環状線で、全員に無視された。

私が外国人だったらどうだろう。

私が高齢者だったらどうだろう。

全員が「いく」と答えてくれたNY。

日本人が親切？　ニューヨーカーのほうがよっぽど親切だった。

実家で高齢の姉たちにそれをこぼすと姉が言った。

「若い子に聞いたんちゃう？おばちゃんやったら親切やで」

そうだ。若い子たちだった。

NYで励ましに声かけてくれたのも・・・おばさんだった。

なるほど。