遙日記
愚か者めがっ
2023.02.05
政治関係の差別発言には、「あ、差別だ」という感覚よりも、「鈍さ」の罪を思う。
鈍さは、多方面に渡る。
時代への鈍さ。そんな発言は許されない時代、が、わからない。
配慮への鈍さ。それを口にすることで当事者を傷つけてませんか、という感覚。
意識の鈍さ。そんな考えはきっと俺だけじゃない。他にもたくさんいるに違いない、という誤解。
いくつもの鈍さが「みんなの本音もそうだろ」的緩さを生む。
「俺だけ偏ってる」とか「自分は危険思想だ」という自覚があれば、口にしない言葉。
「これ言うとアウトだな」という危機意識があれば口にしない。
時代を掴む力、相手を思いやる気持ち、自分が多数派か少数派かを見極める目。
全部ない人が、いわゆる、差別発言をするのだと思う。
差別発言とは、結果、であって、それを生むのは、鈍さ、だ。
鈍いオッサンらが政治をしてる、っちゅーわけだ。
愚か者めがっ