遙 洋子 Yoko Haruka

遙日記

音声案内の危険性

2022.08.22

スイッチやボタンで動かせた車と違い、IT満載のは危険だ。

音声の指示ができるという。

「モニターをテレビにして」と車に命令する。

すると、テレビ局のモリタさんに勝手に電話してしまう。

高速道路を走行中、慌てて、電話を切断する危険。

目線が離れるからだ。

あるいは、「ナビの音声を消して」というと、

「わかりました。23度に設定しました」という。

誰が、室温を言った?

 

カーナビもまた、後付けの数万円程度のものは使いやすかった。

車載のはグレードが高いがルート案内がおっそろしく下手だ。

今日は奈良に行ったが、何度も高速をうっかり降りてしまった。

そのうえ、途中でどういうわけか、地道しか案内しなくなった。

勘だけで走行することにした。

京阪奈を走り、阪奈を走り、南阪奈やら阪神やら近畿やら、ありとあらゆる高速道路を走るハメになった。

同乗する高齢者の姉たちは、固唾を飲んでじっと過ごしている。

「ごめんね。道に迷ってばかりで」

「ううん。いつかは、大阪に着くと思ってたから・・・」

 

これがさ。

最新機器掲載の車の実情だ。

自動ブレーキ?自動運転?

もう片腹痛いわ。

 

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