ホテルのサウナには不思議な光景が登場する。

今日、サウナの中に「自分の家」を作る人を見た。

棚には干したいタオルを並べ、床はマットで陣地を作る。

立体的に作った家みたいに仕上げ、そこでくつろぐ。

サウナの中の、路上生活者のような暮らし・・・。

サウナを出る時、陣地は崩すものの、洗濯物は一列に棚に並ぶ。

乾いた頃、おもむろに、洗濯物を取り入れ、帰宅する。

どこのサウナに行こうが、不思議な光景に出くわす。

私は黙って共に時を過ごす。

いいのだ。サウナに家建てようが、ビル建てようが、洗濯物干そうが。畑作っても、私は黙って共に過ごすだろう。

サウナに行くと、いかに他者との共存が難しいか思い知る。

「横になるな」と怒鳴る女性。

洗面器を挟み、扉を開けっぱなしにする女性。

風呂入りなおしてこい、と、命令する女性。

お湯もっとかけろ、と、命令する女性。

タオル股に挟めと、命令する女性。

扉はこう閉めろ、と、命令する女性。

サウナというところは、年配女性からボコボコにされる空間だ。

サウナに家建てた。。。

可愛いじゃないか。