遙 洋子 Yoko Haruka

遙日記

銃をもっと解説する

2022.07.11

銃解説、へーっていう感想いただいたから、もっと書く。

散弾銃は米粒みたいな小さい球が何十個も詰め込まれた玉だ。

打ったら花火みたいに広がり、遠くの標的を打ち落とすことを目的としてる。

それは鳥だったり、クレー射撃の皿だったり。

あるいは、一発玉は、巨大な動物を一発で仕留めるためにある。

殺傷能力は高いが、命中率は格段に下がる。

一発で仕留めねば危険な、イノシシなどに利用される。

米粒が広がれば、命中率は上がるが、玉の威力は下がる。

一発で狙うなら、命中するもんじゃない。

だから、みんな、銃保持者は射撃場で腕を上げる努力してる。

銃は命中しないと危険だからだ。

 

今回の事件は、玉が一発で6個だという。

玉の威力を持ちながら命中率も上げるという考え抜かれた数だ。

こんな玉は銃砲店で見たことない。

 

発砲の反動はすごいものがある。

頬につけて撃つが、反動で顔に青あざができる。

二発目は、反動で離れてしまった銃をもう一度構えなおす時間がいる。

それが数秒。

機関銃でもない限り、必ず、2発目は構えなおす。

その数秒が、撃つ側には失敗する時間であり、

標的とされた側には、逃げられるチャンスなのだ。

・・・逃げられたのだ。

 

 

 

 

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