遙 洋子 Yoko Haruka

遙日記

選挙はもう無理やろ

2022.07.10

選挙、いってきた。

びっくりした。

掲示の文字が小さすぎて見えない。

入れたい人が探せない。

帰宅後、姉たちに聞く。

「文字が見えないねん」と姉たち。

ひとりは、「名前じゃなく、党を書けと言われた。党の表示しかなかった。名前はどこにも書いてなかった」

「違う!! 名前を書くの! 名前は小さく掲示があるの!」

「名前は書くなと言われたわ!」

「名前を書くの!」

「だから、党にしたわ!入れたい党の名前を忘れたから、覚えてる党の名前を書いたわ」

「・・・・」

つまりは、だ。

 

選挙の仕組みも理解できない。

名前が掲示してあるけど、小さすぎて、高齢者にはそこに名前があることすら理解できない。

党を書くように、などと、間違った理解をする。

同じ投票場にもう一人の姉が行き「名前あったよ」という。

高齢者の姉は、「いーえ。なかった。見てきてごらん」

 

つまりは、だ。

選挙に行っても、入れたい党の名前を忘れ、違う党に入れる。

名前を書かないまま帰る。

それが、高齢社会の、選挙だ。

 

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