遙 洋子 Yoko Haruka

遙日記

花見、それぞれの光景

2022.04.06

花見に姉たちを連れて行く。

山頂にある温泉と食事をするつもりだった。

が、温泉が3時まで。食事も3時までとある。

我々が着いたのは2時15分。

・・・ビミョーだ・・・

姉たちは「食事を諦めて温泉にしよう」という。

私は諦めたくない。

「温泉は3時までに入ればいいんですよね」

「いえ。3時には出ていただきます」とスタッフ。

姉たちはさらに諦め、「食事やめよう」という。

そうなると、私はぜっっったい諦めたくなくなる。

「わかりました。3時までに食事も温泉もいただきましょう」

姉たちは「ええええ」と私についてくる。

田舎ならではのゆっくりすぎる厨房とお運びさん。

「食べたらすぐ温泉行くでっ」と掛け声かける。

3時10分前に温泉入る。

もしなんか言われたら、「10分で出ます」というつもり。

で・・・温泉に入ったらこっちのもの。

ゆーーーーーっくり入ってやった。

姉たちは違う。身体も髪も洗い、本気の風呂だ。

なにやってんだ。桜の木の下で露天風呂を楽しむためにきたのに、本気の風呂はいって・・・。

姉たちは他人から押し付けられるルールに従順だ。

姉たちは風呂、というと、洗う、となる。

つくづく主婦と独身女は違う。

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