遙 洋子 Yoko Haruka

遙日記

幸不幸は誰が決めるか

2022.03.22

店のご主人が私に言う。

「友達はいないんですか」

「友達? いらんよ、別に」

「男でも作ったらどうですか・・・」

どうやら、ご主人には私は孤独で見ていられないほど寂しい人生に映るらしい。

「男なんてとっくにいらんよ」

 

同じ姿の私を姉はこういう。

「洋子さん、今、サイコーに幸せやろ」

ダンスし、サウナに通う私を指して言う。

つまりは、男こそが女を幸せにできると信じて疑わない男性が、私に男を勧める。

遊んで暮らすことに憧れる女性が私を羨ましがる。

人の幸不幸感なんてそんなもんだ。

で、当の本人はどう思っているかというと・・・

 

生きることに必死だ。

毎日必死に生きている。

不幸とか幸せとか考える余裕などない。

ただ、生きてる。

素晴らしいじゃないか。

 

 

 

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