遙日記
ブラボーの嵐がくる
2021.08.25
朝からメールが鳴りやまない。
すべて義姉たちからだ。
内容は、昨夜私が作って実家に置いておいたお料理について。
みなが、「ブラボー」という。
いったいいつこんな技を身に着けたのか、とか、びっくりした、とか。
総じて、皆の感動は
・・・「洋子が料理をした」という事実。
その事実にブラボーであって、溶けた肉団子に対してではない。
「料理ができるじゃないか!」という驚愕。
それが私の家族の反応だ。
貴重な経験だから、と、姉は全員の姉たちに私の料理を分けた。
そういえば・・・
実家で、空き部屋に私の引っ越し荷物を仮置きする時、私が掃除をしていると、
「洋子が掃除してる」と姉たちに噂が広まり順番に見学に来た。
「ほんまやっ。掃除してるっ」と見ては帰って行った。
家族にとって私は・・・
料理できない、掃除できない、なんもできない妹だ。
たまに聞かれる。
「いったい何を食べて生きているのか」
コロッケ買ってキャベツ刻んでソースかけて生きてるんだよっ。
ソースは間違いなく美味いからねっ。