遙日記
遠方に美味いモノあり
2021.06.29
生まれて初めて、ざる豆腐を食べた。
昨日奈良の山奥に行った時、買った。
最初は厚揚げ買った。
そしたら豆腐屋のお兄さんが、「これあげる」と言った。
「なに?」
「さっと炒めたら美味しいよ」
私はこういう曖昧な表現が嫌いだ。わからないからだ。
「さっ・・て何分? どう味つけるの?これだけ?野菜も?」
細かく教えてくれた。優しいお兄さんだ。
あとでそれがオカラだと知った。
「これは出来立てですよ」とざる豆腐を指した。
オカラくれたからそれも買った。
見たら堅そうじゃないか。ほんとにザルに乗ってる。
ほんとに出来立て?
出来立てって、やわらかくて、ぷよぷよしてると思った。
ガッチガチじゃないか。
食べた。
・・・・美味しい・・・・
ざる豆腐って、ザルで余分な水を切って、大豆の味を濃くして食べるのだと分かった。
このお兄さんが作った豆腐は美味しい、の直感は当たった。
同時に思った。
・・・・・奈良の山奥か・・・・