今日も雨だ。

ご機嫌だ。

わあああっ、と叫びながらジョギングする。

最高の気分だ。

そのまんま、韓国グルメブックを抱えて、韓国鍋を買いに行く。

空っぽの鍋を抱えて、本にある店を訪ね、「この写真の鍋」と注文する。

コロナの時期でいいことは、日頃は満席の人気店でも、人がおらず、ゆっくり注文できる。

「お茶飲んで、鍋待ってて」と言われ、コーン茶を飲む。

雨だ。なんて静かな午後なんだ。

空の鍋を抱えて店に行く姿は、まるで昭和だ。

子供時代に戻った気がする。

鍋を抱えて、実家に行く。

いいかげん、手料理に疲れてる兄嫁が奇声をあげて喜ぶ。

「これで韓国行かんでええわぁ」と韓国話に花が咲く。

私も気分がよくなり、最近ドラマで覚えた韓国語を披露する。

「エーイ。チュンヌンデー。アンニンデー。　コジンマール」

（もー。死ぬでー。あかんでー。嘘つきー）

もう、意味も文脈もどうだっていい。

覚えたシリから使いたくなる。