遙日記
喋りすぎた夜
2021.05.02
フラッと大型電化店に入った。
旧知の店員さんが挨拶してくれた。
つい上司の店員さんを「きたよー」と呼び出してしまった。
店員さんが「喋りましょ」と誘ってくれたので、「そーお?」と言って喋ることにした。
「げんきぃー?」から始まるお喋りとお買い物。
店員さんはまず、椅子とテーブルを探してくれる。
喋るためだ。
「なんか、ウキウキする電化製品あるっ?」
そして、あっちこっち売り場を歩く。ずっと喋りながら。
買い物が終わっても「座って喋りませんか?」と誘ってくれる。
「そーお?」と喋ることにする。
テーブルと椅子が満席だった。
携帯電話売り場に行き、案内カウンターの椅子に座った。
カウンターでずっと喋った。
気が付くと、夜になってた。
3時間半、喋った。
「僕は遙さんの喋りが好きです。刺激的だし魅力的だし勉強になる。僕以外の店員も皆、遙さんが好きです」
この言葉、信じることにする。
大先輩が昔言った。
「外で喋りすぎて夜、なんであんなに喋ったんだと家でウツみたいになる」と。
私はウツにならない。
ご機嫌で寝ることにする。