遙 洋子 Yoko Haruka

遙日記

ヒップホップダンスデビューだ

2021.03.20

アップビートのクラスに参加を決めた。

先生は金髪ロン毛。ビートのきいた音楽で会話ができない。そんなクラスだ。

 

「私、今日、初めてです」と先生に言った。

先生はベランダに私を誘い、そこで言った。

「私のクラスは、ウォーミングアップはありません。いきなり踊ります。他の生徒は常連なので踊れます。あなたは、踊れなくても気にせず、足踏みだけしててください」

ええ・・・? その場で足踏み・・・?

 

そして、始まった。マジ、いきなりダンスじゃないか。

猫背でヨォヨォ、と踊る、アレだ。

 

先生が、最後尾で踊る私を指さしてるのがわかった。

指さして、次は、オッケーサインを出した。

そして、爆笑してる。。。

 

なんで笑ってるか、ちょっとわかる。

私は足踏みくらいしかできないと、先生は判断した。

先生がなんでそう判断したか。

それは、服だ。

みんな、ダンス用ファッションで決めてる。

私はよれたジャージの上下と運動靴で参加した。

まったく踊れない人のファッションだった。

だから先生は「ステップだけでいいよ」と言った。

でも、ちゃんと踊れる。

だから、先生は爆笑してた。

 

レッスン終わり、汗だくの先生が「踊れるじゃん」と声かけた。

うん。ほんとは、もっと踊れる。

 

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