遙日記
本日の大発見
2021.03.11
ジムにめずらしく細い男性が来た。
トレーナーとのやり取りを聞いた。
「僕、このメニューやりたくないんです・・・」
「あれ? 50キロとメニューに指示があるのに、なぜ45キロしか上げないんです?」
「・・・」
黙っていられず、口を挟んだ。
「重いからよっ。しんどいからよっ。わかるわ、その気持ち!」
「50キロだと3回上げるだけでいいんですよ」とトレーナー。
「え? 重いと3回でいいの?? 私、今、20回じゃんっ」
「それはぁ、遙さんのはぁ、筋肉を大きく膨らませるんじゃなく、引き締めたいからでしょっ。目的が違う」
男性が食いついていた。
「50キロだと、3回上げるだけでいいんですか?」
マッチョしかいない空間で、ちょっとでも楽なトレーニングにこだわる男性に、自分を重ねた。トレーナーが言った。
「彼は看護師なんです・・・」
それでかな、優しいオーラがあった。
若いトレーナーがプロレスラーだというので、驚いた。
「え? こんなに温厚なお顔立ちで、プロレスラーなの?」
「僕、ちゃんと、試合の時は怖い顔できます。」とマスク越しに怖い顔をしてくれた。でも温厚さしか感じない。
筋肉は職業を物語る。それぞれの職業なりの体形がある。
身体のほうが、顔、なんだ。きっと全身で顔なんだ。