遙 洋子 Yoko Haruka

遙日記

お守り、買ってはみたけれど・・・

2019.05.23

神社でお守りを買った。

ご住職から「ずっと肌身離さずつけていなさい」と言われた。

どうやれば肌身離さないつけかたがあるのだろう・・・。

ブレスレットにお守りを通そうと試したが、手首にお守りがあると邪魔だった。

ネックレスにとやってみたが、どれもチェーンが太すぎたり、重すぎたり、ずっとつけるにはストレスだった。

「そうだ。チェーンを買おう。」

ちょうどよさげなチェーンを見つけ、値段を聞いた。

「7万円でございます」

7万!!・・・お守りは700円だ。

バランスが悪すぎる。

「もっと安いのないですか?」

「安いと、チェーンが細くなり切れやすくなりますよ」

・・・お守りが切れるだなんて、縁起が悪い。

悩む私に店員さんが助言をくれた。

「18金だと高価になりますので、お客様のご予算でしたら、メッキはいかがでしょう?」

・・・メッキ。

なんと哀しい響きの言葉だろう。メッキがはげた、とか、いい表現で使われない言葉。

・・・メッキ・・・。

心で何度もつぶやいてみた。

メッキ・・・メッキ・・・メッキ・・・。

繰り返すほどに、悲しい響きだ。

700円のお守りを7万円の金ネックレスにぶら下げるのも、メッキにぶらさげるのも、どっちも違う。買わずに帰った。

ご住職は、「肌身離さず」とフツーに言うけれど、みなさん、どうやって肌身離さずつけているんだろうか。

そこを教えてくれないと・・・。

ガムテープで体に貼るか!

うそ。

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