遙 洋子 Yoko Haruka

遙日記

青年が眩しい

2025.01.30

英会話で出会った青年。

夢はパイロット。

受験に挑む学生だ。

なりたいものがある、ということが眩しい。

やらなきゃいけないことが多く、時間がない、が、眩しい。

私には見える。

彼がパイロットの制服を着てる姿が。

帽子が似合うだろうなぁ、とも。

たぶん・・・

なりたいものがある、というだけで、きっと人は幸せだ。

なれたら幸せ、じゃない。

なりたい、と願えることが、幸せだ。

私の眩しさはきっと・・・

夢を追う姿じゃなく、幸せな人の持つ眩しさだ。

私の夢は・・

この青年がパイロットになり、今のつたない英語から、流暢な機内アナウンスを聞くことか。

 

 

「あんときの、君?」

 

 

そんな未来がきたら、素敵だ。

そのころ、私は真の高齢者だ。

眩しすぎて正視できないだろう。

あ・・・白内障か・・・。

 

 

 

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