遙 洋子 Yoko Haruka

遙日記

若さに一本負け

2024.09.09

「ライス」

それを注文する声で、思わず隣りのテーブルを見た。

焼肉屋さんだ。

隣りには大学生くらいの青年二人が焼肉を食べ終えていた。

彼らはすでに、焼肉とライス大を食べ、食後に冷麺を食べた。

その後にまだ、・・・

「ライス」・・・

 

 

若さってすごい・・・

 

 

別に太っていない。フツーの体格の青年たちだ。

彼らの食欲を目の当たりに、若さの勢いのようなものを感じた。

同時に、息子を持つ女性の、ご飯を炊く日々を想像した。

 

 

よかった・・息子がいなくて・・

 

 

家に宅配が届いた。

一個60キロもあろうかという蓄電器だ。

それをフツーの青年が、「運びましょうか。重いから」と。

持ち上げ、運ぶ姿を見て思った。

若さって、すごい・・・。

 

 

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