遙日記
本売れて胸痛む
2024.08.04
電子書籍の印税が届く。
ずっと『東大で上野千鶴子・・』が、一定数売れてきた。
が!
今、『私はこうしてストーカーに殺されずにすんだ』(筑摩書房)が、売れている。
なんで?!
自分の目を疑った。
売れて嬉しい本と、売れて心配する本がある。
これは後者だ。
書きたいから書いた本じゃない。
書かねばならないから、書いた本だ。
法制度、警察の成り立ちから、いかにストーカー逮捕が困難か。
実体験から生き延びる方法を書いた。
これが売れてる理由があるとしたら・・・
深刻なストーカー被害に合っている人がいるということ。
その人の数のぶんだけ、本が売れているはずだ。
ストーカー被害者は少数で、そのテーマで講演には呼ばれない。
講演は多数派相手の介護とか福祉になる。
大丈夫か。この本を手にした人たち・・・。
自分の本が売れていることが、これほど胸が痛いことはない。