遙 洋子 Yoko Haruka

遙日記

小さくなった大きな人

2024.07.21

20代の頃、お世話になった元プロデューサーさんに会いにいく。

もう80代でいらっしゃる。

ピーピー泣いてる私を、叱りながら育ててくれた人だ。

昔、見上げていた方を、今日は見下ろしている高さに気づいた。

私はサンダルを履いてる。

ヒールはない。。。。

ご高齢で小さくなられた・・・。

 

 

「洋子ちゃん、もう一花咲かせるんだ」

 

 

私が書いた劇団四季の劇評を読んでくださっていた。

「他のタレントの劇評と読み比べたが、ずば抜けていた」

そりゃそうだ。

少なくとも、作家だ。わし。

「本を書きなさい」

小さくなっても、私を指導してくれる。

「温泉いきましょ」

「温泉はいいから、本を書きなさい」

長生きしてほしい・・・

 

 

 

 

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