遙日記
自由が安い
2024.06.08
新幹線の自由席に座る。
女性の隣の席を選ぶ。
ノンストレスのまま東京に着いた。
どういうこと・・・?
横に座る人を選べない指定席は値段が高い。
限界越えのオッサンが隣の確率はグリーン車ほど高い。
自由席は女性比率が高い。なのに、安い。
つまりは、だ。
「自由」という掛けがえのないものが安く、「ストレス」という耐えがたいものが高い。
隣りが誰かで、これほどまで疲れ方が違うとは・・・
女性は痛々しいほど気を使って座っていた。
メロンパンを窓側に顔を向けて食べる。
コマで動くキャリーバッグを手で押さえる。
お行儀よく2時間半、動かない。
背もたれも倒さない。
これが・・・自由席の女性だった。
高いグリーン車で、背もたれ倒し、靴脱ぎ、足の裏を隣の女性に向けるオッサンを呪いながら辛抱した日々がアホらしい。
今後は、自由席一択で生きると決めた。