遙 洋子 Yoko Haruka

遙日記

肉体の機会均等

2024.01.29

どんよりした曇り空の冬。

こんな日は温泉に行くにかぎる。

電話すると、女将が快く受けてくれた。

さっそく高齢の姉たちに電話する。

「めまいで、いかれへん・・・」

もう一人の姉は、

「自転車で転んでいかれへん・・」

同級生は、「大腿骨折って、手術」だし。

どーーーよ。みんな。

 

私たち、競争して生きてきた。

どの高校に入れるか。どの大学に合格したか。

いつも他の子と比べられた。

次、どこに就職できたか。どんないい夫を見つけたか。

どれだけ稼いだか。

今からの競争は、どれだけ健康か、だ。

長生きはみんなする時代になった。

でも、エンジョイできない人生の長さに意味はあるのか。

いかに、楽しく、長く、生きれるか。。。

健康だけは、機会均等だ。

みんな、一個の身体をもらってる。平等に。

個体差はある。かなりある。でももらったんだ。

 

磨き倒して、長持ちさせて、大切にしなきゃ。

そのチャンスは、全員に、ある。

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