起きなきゃ、観劇がある、と思っただけで体調悪い。

1時開演なのに、知人にメールする。

「行けるかどうか、わからない」

12時になっても支度もできてない。

そもそも、まだ寝てる時間だ。

がっ。やにわに化粧しスーツ着る。運転する。

開演ギリギリに間に合った。

舞台は楽しい。

劇団四季の『バケモノの子』は、大人も十分楽しめるエンターテイメントだ。

これから一般の初日を迎える。

主演の青年役は、眩い。声も声量も音色も、眩い。

目が覚めるような主演がこうやって誕生するんだ。

終演後になると、そろそろ身体も起きる。

すると、「メシいこか」になる。

「えええっ。遙さん体調悪かったはずではっ？」

「なんか・・治ったみたい・・」

「えーーーーーーーっ」

これからは、夜の観劇のみ、約束しよう。

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