遙日記
性被害について書きましょう
2023.09.07
ジャニーズの性被害者たちを見るのが辛い。
キラキラした世界に憧れたにも関わらず、夢を断念した契機に「性被害」がある。
それ自体おぞましい体験だろうが、奪われた夢の代償が大きい。
平等で公正な(芸能界にはないが)競争原理で失った夢なら受け入れられる。
人気が出なかったから仕方がない。
権力者に好まれなかったから仕方がない。etc…
結果、受け入れるしかない位置がある。
彼らは競争をしていない。その機会を逸した。
もし競争していたら、あったかもしれない別の人生。やってみたかった人生。
どんな結果であれ納得できた人生。
彼らの被害は、性を機に人生を奪われたことにある。
「あったかもしれない」人生を飲み込んで考えないようにして生きた数十年はいかばかりか。
持って行き場のない不完全燃焼。
人生一個ぶんの慙愧に耐えなさはいかばかりか。
彼らの苦しみは、「あったかもしれない」人生。
つまり「生きてない今」を生きてきた過酷さにあると想像する。
あ。女性の被害者は芸能界では出ません。
「枕営業」で終わります。