遙 洋子 Yoko Haruka

遙日記

鮭の極意を知る

2023.07.04

常々、怪訝に思ってたことをとうとう聞いた。

「鮭のほぐし瓶詰ってあるけどさ・・・」

「はいなんでしょっ」と鮭売り場の人。

「添加物なし、って書いてあるけどさ・・・」

「なんでしょっ」

「賞味期限一年間よ。おかしくね? きっと何か入ってる」

「それはね・・・油が入ってるんです」

「あぶらっ?」

「シーチキンにも魚の油が入ってるでしょ? 瓶詰用の鮭はパサパサなんです。油を入れて保存する。一年くらい持ちますよ」

 

そーーーーなんだっ!!!

 

 

「でも私、切身ほぐして明日食べます。天然モノはどれ?」

「これが天然です。ここで塩漬けしてます」

「じゃあ、それで挑戦します」

 

帰宅後、焼いてみた。

パッサパサやーーーーん。

ほぐす前からパッサパサやーーーーんっ。

ああ、だから「油の乗った旬の魚」とか言うのか。

魚は油が命なのか・・・。

 

 

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